CASE

静岡県浜松市 T様邸
動画あり 解説あり
今回のオーナー様が家づくりを考え始めた大きなきっかけは、以前住んでいた賃貸マンションでの生活環境でした。3階という立地もあり、日常のちょっとした動作が負担になっていたこと、そして自分たちの理想とするライフスタイルと現状の住まいに乖離を感じ始めたことが、新しい家を建てる第一歩となりました。

アパート・マンション時代、特に奥様を悩ませていたのが虫の存在です。ベランダにバッタやカマキリが現れるたびに旦那様に助けを求める日々で、新居では絶対に敷地内に虫を寄せ付けたくないというのが切実な願いでした。
また、家事の負担を極限まで減らしたい(家事撲滅)というのも重要なテーマでした。
3階まで重い荷物を運ぶのが大変なストック品動線
冬場や衛生面で気になるお皿洗い
共働きで忙しい中での掃除の手間
これらの悩みを解消しつつ、大好きな仲間をたくさん呼んで、麻雀やボードゲーム、刺繍などを気兼ねなく楽しめるパーティールームのような家を実現することが理想のゴールでした。

多くの建築会社がある中で、最終的にエスコネクトを選んだ理由は、その誠実な姿勢にありました。他社では今決めたら安くなるといった強引な営業や値引きの提案に違和感を覚えることもありましたが、エスコネクトにはそれが一切ありませんでした。ガツガツした営業がなく、自分たちのペースに寄り添ってくれたことが大きな安心感に繋がりました。
また、打ち合わせ前に書き溜めていた50個もの要望をダメ元で伝えた際、プロとしてそれらを否定せず、どうすれば予算内で最適に叶えられるかを真剣に考えてくれたこと。その要望を120%で返す提案力と誠実な人柄が、一生に一度の家づくりを託す決め手となりました。お客様のズボラでいたい(家事を楽にしたい)、虫嫌い、趣味に没頭したいという要望に対し、建築家が導き出した設計の意図を紐解きます。

延床面積26坪というコンパクトなサイズの中に、趣味も家事効率も一切妥協せずに詰め込んだ趣味人たちのための超効率化ハウス。パブリック(1階)とプライベート(2階)を完全に分けることで、来客が気兼ねなく楽しめる空間と、夫婦の安らぎを守る空間の両立を実現しました。

奥様の最大の悩みである虫対策として、従来の庭に木を植えてライトアップするという定石をあえて捨てました。
植栽・芝生の排除
虫の住処となる緑をなくし、外構はアスファルトでスッキリと仕上げました。
窓の選定
隙間ができやすい引き違い窓(掃き出し窓)を排除し、物理的に侵入経路をカット。
換気システムの工夫
外気を取り込む際にフィルターで虫を除去するシステムを採用しました。

ズボラでいたいという願いを、最新設備と間取りの工夫で解決しました。
玄関直結のパントリー動線
玄関から数歩で冷蔵庫やパントリーへ。重い荷物をリビングまで運ぶ必要がありません。
ドイツ製大型食洗機(ボッシュ)
お皿だけでなくフライパンや鍋まで丸洗い。パーティ後の片付け時間を仲間との時間に変えました。
お掃除ロボット専用基地
玄関横に基地を設け、来客後の掃除も自動化。

26坪という限られた面積を感じさせないよう、LDKには大きな吹き抜けを設け、開放感を演出しました。
多機能リビング
自動麻雀卓用の電源、刺繍用の作業スペース、壁一面の漫画棚など、複数の趣味が同時進行できる設計です。
計算された採光
南側はあえて閉じ、東側の吹き抜けから光を取り込むことで、プライバシーを守りつつ明るい室内を実現しました。

夜勤のある旦那様と、音や光に敏感な奥様。それぞれの睡眠を尊重するため、2階の設計には細心の注意を払いました。
独立した個室
夫婦別の寝室を設け、起床・就寝時間のズレを許容。
防音の工夫
寝室との間にウォークインクローゼットを挟み、さらに扉を二重に設置することで、深夜のシャワー音などが寝室に響かないよう配慮しています。
26坪という限られた空間の中に、50個ものこだわりを凝縮させたこのお家。 虫を寄せ付けない、家事をしない、趣味を遊び尽くすという、一見わがままにも思える要望を、建築家の知恵とヒアリングによって見事に最適解へと導きました。 自分たちのライフスタイルを正直に伝えることで生まれた、世界に一つだけの人生を楽しむための拠点です。
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