CASE

静岡県浜松市 M様邸
ナチュラル
動画あり

25個という多岐にわたるご要望に対し、建築家が提示した答えは視線のコントロールによる面積以上の開放感です。 限られた坪数の中で外界を閉じて内に開く設計を徹底。中庭と吹き抜けを核に、どこにいても視線が外へと抜け、光と風が家中を巡るプライバシー満点の住まいを構築しました。

最も特徴的なのは、玄関を入った瞬間に目に飛び込んでくる緑豊かな坪庭です。 単なる鑑賞用ではなく、洗面室や浴室からもこの庭を眺められるよう配置を工夫しました。これにより、一日の始まりである身支度や、一日の終わりのバスタイムが、自然を感じる「癒しの儀式」へと昇華されています。25個の要望に含まれていたであろう日常の癒しを、複数の部屋から共有する形で120%の満足度へと引き上げました。


日常の暮らしやすさを支えるのが、1階に主寝室を配した完結型の動線です。 洗濯、着替え、就寝といった一連の動作が1階だけで完結するため、忙しい朝や疲れた夜の階段移動をゼロにしました。また、1階の主寝室は単なる寝室ではなく、間接照明とプロジェクターを完備。日常の家事効率を上げつつ、夜にはプライベートシアターとして贅沢な時間を過ごせる極楽の空間を両立させています。
リビングの美観を損なわないよう、あえて裏側に配置した畳コーナーも建築家の知恵です。 お子様の遊び場として活用しながら、急な来客時には散らかったおもちゃを視界からサッと隠せる実用性を持たせています。お昼寝やゲストルームなど、家族の成長に合わせて柔軟に用途を変えられる余白としての設計です。
中庭と吹き抜けを組み合わせることで、周囲に家が隣接していても窓がないのに明るいリビングを実現。さらに、夜には柔らかな照明計画によって、ガラスへの映り込みを抑えつつ坪庭のライトアップを楽しめるよう計算されています。視覚的なノイズを削ぎ落とし、25個の要望が整然と収まる美しい空間を叶えました。
25個の要望を妥協なく詰め込みながら、建築家の知恵によって面積以上の広がりと極上の癒しを両立させた唯一無二の住まい。 中庭と坪庭がもたらす光と緑、そして1階完結型の動線が、家族の日常を機能的かつドラマチックに彩ります。 できないをできるに変える、建築家住宅ならではの創造力が結実した、まさに最適解と呼べる一棟です。
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