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異なる理想をひとつに。中庭と1階完結動線で叶えた、ホテルライクな住まい

異なる理想をひとつに。中庭と1階完結動線で叶えた、ホテルライクな住まい

静岡県浜松市 F様邸

異なる理想をひとつに。中庭と1階完結動線で叶えた、ホテルライクな住まい

クール シンプル

動画あり

中庭とつながるリビングダイニング

家づくりカタログを受け取る

ホテルライクで、実際の広さ以上に伸びやかに感じられる空間を求めたご主人。一方、奥さまが大切にしたのは、毎日の家事を無理なく進められる動線と、将来のご両親との同居にも対応できる暮らしやすさでした。

一見すると方向の異なる二つの要望を、どちらか一方に寄せるのではなく、一つの住まいとして成立させる。そのためにS.CONNECTと建築家 川勝崇道氏が導き出したのが、外からの視線を抑えながら北側の中庭から光を招き、主要な生活機能を1階にまとめる計画です。

ボックスを重ねた外観

美しさと暮らしやすさ、二つの希望を一つの住まいへ

この家づくりの出発点には、ご夫婦それぞれが思い描いていた異なる理想がありました。

ご主人が求めたのは、素材や色に統一感があり、ホテルのように整った空間。そして、面積以上の広がりを感じられる住まいです。奥さまは、キッチンから水まわりや収納へスムーズに移動できること、さらに将来ご両親と暮らす可能性まで見据え、1階を中心に生活を完結できることを重視されました。

デザインを優先すれば日々の使いやすさが置き去りになり、機能だけを積み重ねれば空間の美しさが崩れてしまうことがあります。本邸では、その二つを対立させず、設計によって結び直すことが家づくりの軸になりました。

ホテルライクなダイニングとキッチン

ホテルライクな美しさと、将来まで続く使いやすさ

ダイニングとキッチンには、グレーを基調とした面材や大判タイル、黒のフレームを採用しました。そこへ木の床と天井を合わせることで、無機質になりすぎない落ち着きを加えています。

見た目を整えるだけでなく、キッチンの背面収納を壁面に沿って連続させ、パントリーや水まわりへつながる動線も確保。生活感を抑えた端正な空間の裏側に、日々の家事を支える機能を組み込んでいます。

動線と意匠を整えたキッチン

建築家とともに、要望の優先順位を整理する

設計を担当した建築家 川勝崇道氏は、ご主人の美意識と奥さまの生活動線を別々の要望として処理するのではなく、光の入り方、空間の見え方、家事の流れ、将来の可変性を一体で計画しました。

異なる希望があったからこそ、この家に必要な設計の輪郭が明確になっています。

玄関から中庭へ抜ける視線

建築家が導き出した「閉じながら、光に開く」という最適解

道路側から見ると、窓を抑えた複数のボックスが重なる、端正で重厚な外観です。一方、建物の内側には北側中庭を設け、玄関、LDK、階段ホールを光と視線でつないでいます。

外部に対して無防備に開くのではなく、プライバシーを守る外壁の内側に、家族のための開放性をつくる。さらに吹抜けを組み合わせ、南側の隣家の影響を受ける敷地でも、室内へ安定して光を届ける構成としました。

1階完結動線を示す間取り

家づくり資料3点セットを取り寄せる

【こだわり1】北側中庭を、住まい全体の光の起点に

北側中庭を、住まい全体の光の起点に

中庭は、単に屋外で過ごすための場所ではありません。リビングの大開口、玄関正面の窓、階段ホールと接続させることで、住まいの中心から各空間へ光を届ける役割を持たせています。

北側から入る光は直射日光に偏りにくく、室内に穏やかな明るさをつくります。高い壁で周囲からの視線を遮りながら、空へは大きく開くことで、プライバシーと開放感を両立しました。

北側に設けた中庭

【こだわり2】吹抜けと視線の抜けで、面積以上の広がりをつくる

吹抜けと視線の抜けで、面積以上の広がりをつくる

リビング上部には大きな吹抜けを設け、視線が縦方向へ伸びる空間をつくりました。中庭側の開口と高窓から入った光が白い壁面に広がり、1階と2階を明るくつないでいます。

玄関から中庭、その先のLDKまで視線が通り、リビングからは中庭と吹抜けへ視界が広がります。移動空間も家の奥行きを感じさせる設計に組み込むことで、ご主人が求めた伸びやかさを形にしました。

吹抜けと高窓のあるリビング

【こだわり3】キッチンを中心に整えた、1階完結の生活動線

キッチンを中心に整えた、1階完結の生活動線

キッチンの近くにパントリー、洗面、ランドリー、浴室、ファミリークローゼットをまとめています。料理、洗濯、収納といった毎日の動作を短い移動でつなぎ、家事が一か所に集中しすぎない構成です。

1階にはファミリールームも設けました。現在の暮らしに使える居場所であると同時に、将来ご両親と同居する場合にも対応できる余地を残しています。今の便利さだけでなく、家族構成の変化まで受け止める計画です。

中庭を囲むLDKと階段

【こだわり4】素材の切り替えで、空間の重心を整える

素材の切り替えで、空間の重心を整える

LDKは一つながりですが、キッチンとダイニングの天井に木を張り、リビングの吹抜けは白く仕上げています。天井の高さと素材を切り替えることで、ダイニングには落ち着きを、リビングには開放感を与えました。

グレー、黒、木という限られた要素を外観から室内まで繰り返し使い、空間全体の統一感を高めています。ホテルライクな印象は装飾を増やすのではなく、素材、線、色の関係を丁寧に整えることで形にしました。

木とグレーと黒で整えたLDK

建築家の設計意図を、ルームツアーで見る

写真だけでは伝わりにくい視線の抜けや回遊性、各空間の距離感は、ルームツアー動画でご覧いただけます。

異なる要望を、その家だけの答えに変える

ご夫婦の要望が異なることは、家づくりの障害ではありません。それぞれが大切にしているものを整理し、土地の条件と重ね合わせることで、その家だけの設計の答えが見えてきます。

本邸では、ホテルライクな美しさ、家事のしやすさ、将来の同居、周囲からの視線、室内の明るさという複数の課題を、北側中庭と吹抜け、1階完結動線によって一つにつなぎました。

要望を並べるだけではなく、その背景まで読み取り、住まい全体として組み立てること。これが、S.CONNECTと建築家がともに行う家づくりです。

DATA

敷地面積
63.60坪
延床面積
32.67坪
UA値
0.45
C値
0.47
第一種換気
澄家
耐震等級3
許容応力度計算

STAFF

DIRECTOR
SATOH TAKAYA
COORDINATOR
ICHIHASHI HONAMI

この住宅を設計した建築家

川勝 崇道

建築家

川勝 崇道

すべての空間に情熱を注ぎ、理想と土地の個性を引き出す。
情報迷子になりがちな家づくりを、プロが整理して唯一無二の形へ導きます。
現地に足を運び、そこにあるべき心地よい暮らしを設計します。
あなたの理想の暮らしを、ぜひ私たちに聞かせてください!

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