住宅は設計だけでなく、施主・設計・施工の三者で共に作り上げるものです。
より良い三者のコミュニケーションを作り上げることを心掛けます!
CASE

静岡県浜松市 S様邸
クール シンプル
動画あり 解説あり
ご夫婦と3人のお子さまが暮らす、静岡県浜松市の住まいです。深い軒と金属の質感を生かした外観の内側には、物を隠しやすい2WAY玄関と、家族が動きやすい回遊キッチンを計画。意匠と片付けやすさを一つの設計にまとめています。
家づくりの出発点は、日々の物が増えやすい5人家族の暮らしと、ホテルライクな格好よさを両立することでした。生活感をただ隠すのではなく、家族の動きに合わせて収納や通路を配置することが求められています。
靴や外出用品が集まりやすい玄関には、家族用と来客用を分けられる2WAY動線を採用。家族側をロールカーテンで仕切ることで、来客側から見える範囲をすっきり保てます。

外観は形を整理しながら、玄関ポーチの軒を深く取り、壁面に凹凸と陰影をつくりました。金属製の玄関ドアに合わせて隣接する壁にも金属の質感を用い、エントランスの統一感を高めています。

建築家・河添甚氏は、玄関、キッチン、パントリーといった物が集まりやすい場所に、回遊動線と視線の切り替えを組み込みました。LDKは広がりを保ちつつ、収納や調理の領域が正面から見えにくい構成です。


玄関床には60センチ角の大判タイルを採用しました。目地の数を抑えた大きな面が、深い軒と金属素材を使った外観に落ち着きと端正さを加えています。


玄関ホールを来客用と家族用に分け、靴や外出用品が集まる側を視線から外しました。出入りの動線自体を分けることで、片付けの負担を抑えながら、来客側の玄関を整えて見せられます。


吹き抜けは建物中央に配置し、東側の窓から入る光をダイニングへ導いています。南側からの強い直射光に頼らず、時間とともに変化する柔らかな明るさを室内へ取り込む計画です。


キッチンの周囲を回遊できるため、調理中の人の背後を通らずに冷蔵庫やパントリーへ移動できます。キッチンをリビングの背面側へ配置することで、ソファから調理や収納の領域が目に入りにくいことも特徴です。


深い軒と素材感で印象をつくる外観に対し、室内では2WAY玄関、中央の吹き抜け、回遊キッチンによって生活の動きと視線を整理しました。やりたいことを明確にし、不要な要素を削ぎ落とすことで、意匠と使いやすさを両立した住まいです。
住宅は設計だけでなく、施主・設計・施工の三者で共に作り上げるものです。
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