CASE

静岡県浜松市 K様邸
シンプル 平屋
動画あり

家事を極限まで効率化して自由な時間を手にしたい奥様と、生活感を排除し洗練された美を追求したいご主人。一見相反する二つの理想を、建築家は隠す動線と水平ラインの強調によって解決しました。 外に対しては窓を抑えた閉鎖的なファサードでプライバシーを守りつつ、内側では無駄を削ぎ落とした平屋ならではの伸びやかな空間が広がる、合理的かつ情緒的な住まいです。
最も特徴的なのは、リビングから見える風景に生活感を一切入れない工夫です。 キッチンの背面にある大容量のカップボードやパントリーは、扉の向こうへ完全に集約。使う時は使いやすく、使わない時は扉一枚で壁のようにスッキリと隠せます。これにより、ご主人の美意識を満たす生活感ゼロの空間を保ちながら、奥様が求める収納力もしっかりと確保。デザイン性と実用性を120%の形で両立させました。

奥様の家事効率を上げたいという要望に対し、建築家はキッチン、洗面、ランドリールームを一直線、あるいは最短距離でつなぐ最短家事動線を導き出しました。 平屋というワンフロアの利点を活かし、上下移動をなくすのはもちろん、歩数そのものを最小限に抑制。家事に追われる時間を短縮し、趣味や家族と過ごすための余白を設計によって生み出しています。
外観は余計な装飾を排除し、平屋のフォルムを活かした水平ラインを強調。 道路側からは生活動線や窓が見えない設計にすることで、ご主人のプライドを満たす上質な邸宅感を演出しています。シンプルなデザインだからこそ、素材の質感が際立ち、経年変化も楽しめる佇まいとなっています。
LDKは家具や素材のトーンを統一し、ギャラリーのような静謐さを漂わせています。 家族が集う場所でありながら、一つひとつの素材が吟味されているため、どこを切り取っても絵になる空間です。機能性を裏側に隠したからこそ実現できた、贅沢な静寂を楽しむリビングとなりました。
家事効率という機能を追求しながら、生活感を一切見せない美学を貫いた、理想的な平屋のカタチ。 建築家の知恵によって生まれた隠す収納と最短動線が、夫婦それぞれが大切にしたい価値観を鮮やかに調和させています。 ただかっこいいだけではない、住むほどに心のゆとりを実感できる、合理的で美しい住まいが完成しました。
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