旗竿地の一番奥に建つD様邸。まるでD様邸に誘われるようなアプローチの要素をもち、家に近づくにつれ美しい外観デザインが目を引きます。

片流れの大屋根が印象的で、小屋裏のような二階を設け、上下の遊びや空間の繋がりを表現したお宅になっています。

窓のサッシと金属素材の外壁と玄関ドアを統一することで洗練された印象に…。

外壁に採用する色を3色以内に抑え、素材で色に変化を与え立体感を美しく表現しました。

室内の天井を白、外の軒天（軒先に出ている屋根の裏側の部分）も白にすることで内と外が繋がり、更に室内の600角のフロアタイルと、外の600角のタイルの目地を合わせ空間に広がりをもたせています。

また、軒が90cm出ていることで室内に入ってくる日差しを調整でき、ロールスクリーンをカーテンBOXの中に納まるよう工夫し、内と外との繋がりを妨げないよう配慮。

北側（画像の奥）の窓は天候に関係なく安定した光が入り、暗くなりがちなカップボードも明るく快適に。

構造上必要な柱も、アルミで巻くことで空間に馴染むよう細工をしました。

建築をする敷地に最適なプランを提案する建築家住宅ならではの、洗練された邸宅が完成しました。

《間取り》