STAFF BLOG
2025.06.04
S.CONNECT
想いが、家のかたちに変わるまで。
この事例は、ご来場いただいたお客様だけにお渡ししている、密度を絞らない記録です。
公開している施工事例ページでは語りきれない、ご夫妻の想いが一つの間取りへ束ねられていく過程を、できる限り省略せずに残しました。
ご覧いただきたいのは、完成した空間の美しさだけではなく、その奥にある「なぜ、この形になったのか」という理由です。
2つの中庭、ヌック、サイクルガレージ。異なる願いをつなぎ、毎日の中に新しい発見を生み出した設計をご体感ください。
家で過ごす時間を大切にしながら、読書や自転車など、それぞれの好きなことも存分に楽しみたいご夫妻。
家づくりでは、言葉にできた要望だけでなく、まだ輪郭の曖昧な憧れまで丁寧にすくい取ってほしいと考えていました。
暮らしやすさを土台に、光や影、素材の細部にも妥協しないこと。
住むほどに新しい表情と出会える家を求める姿勢が、本邸の豊かな居場所の数々につながっています。

「伝えきれていない想いまで、最初のプランに入っていました。」── お施主様の家づくりの言葉より
33坪の平屋に、LDK、主寝室、子ども室、水回り、ウォークインクローゼットを集約。家の中央を貫く中庭が、玄関、ヌック、個室、LDKへ光を届け、長い平面に心地よいリズムをつくります。
もう一つの中庭は、リビングとサイクルガレージの間に配置。家族の共有空間と趣味の居場所を外部でゆるやかにつなぎます。パントリーからキッチン、脱衣室からランドリールームへと続く動線も整え、豊かな景色と日々の使いやすさを一つの平面にまとめました。

ご夫妻が求めたのは、好きなことも、日々の使いやすさも、細部へのこだわりも、一つも置き去りにしない家。
その想いに対し、川勝先生が導き出した4つの答えをご紹介します。

川勝先生が最初に提示したのは、ご夫妻が伝えた要望だけでなく、対話の中にあった言葉にならない想いまで織り込んだプランでした。その完成度は、間取りの変更が必要なかったほどです。
丸いダイニングテーブルを中心に、キッチン、リビング、中庭が自然につながるLDKを構成。居場所ごとの距離は近くても、視線の向きと天井の高さによって、それぞれに落ち着きを与えています。

要望を並べるのではなく、暮らしの場面として編み直す。その設計が、初回提案のまま迷いなく進められる家づくりを可能にしました。

提案されたのは、一つではなく2つのプライベート中庭でした。細長い中央の中庭は、玄関からヌック、個室まで光を運び、もう一つの中庭はリビングとサイクルガレージに開放感を届けます。
外周へ大きく開かず、家の内側へ開くことで、カーテンに頼らず光と風を楽しめる環境を実現。室内を歩くたびに、中庭の緑が異なる角度から現れます。

昼の光だけでなく、満月の夜には木の影が壁へ映り込み、絵画のような表情をつくる。時間と季節が、家の景色を日々描き替えていきます。

中央の中庭を望む窓辺には、座面を一段上げたヌックを設けました。大きな窓から光と緑を受け取りながら、LDKとは少し距離を置いて本の世界へ入り込める場所です。
玄関近くには、自転車の保管とメンテナンスを楽しめるサイクルガレージを計画。外から直接出入りでき、室内側では中庭を介して家族の気配ともつながります。

趣味の場所を余白ではなく、暮らしの中心にきちんと置く。好きな時間が日常のすぐ隣にあることが、この家の豊かさを深めています。

造作洗面には、丸い模様のタイルと木のカウンターを組み合わせ、毎日使う場所にご夫妻らしい楽しさを添えました。照明や棚、素材の切り替えまで、家全体の静かな空気に合わせて整えています。
一方で、玄関近くの収納、水回り、ランドリールーム、ウォークインクローゼットを近接させ、日々の片づけと洗濯を短い移動で完結できるよう計画しました。

美しさは、特別な場所だけに宿るものではありません。毎日触れる細部と、目には見えにくい動線の両方を丁寧に整えることで、心地よさが長く続く平屋になりました。

建築家・川勝先生は、ご夫妻が求める豊かさを、こう読み取りました。
ご夫妻が望んでいたのは、見た目の美しい平屋だけではありません。読書や自転車を楽しむ時間、家事が滑らかに進むこと、光や緑にふと気づく瞬間。その一つひとつが、無理なく日常に溶け込むことでした。
だから、2つの中庭を家の中心に置き、さまざまな居場所へ異なる光を届けました。季節や時間によって変わる影、歩くたびに現れる緑、好きなことへ自然に向かえる場所。住むほど発見が増えていくことを、この家の豊かさとして設計しています。
2つの中庭がつくる光と視線の流れ、ヌックとサイクルガレージ、木の天井に包まれたLDK。
図面や写真だけでは伝わらない平屋のつながりを、歩くようにご覧ください。
完成ルームツアー
外観から、2つの中庭、LDK、趣味の居場所、夜の光まで。
日々の発見につながる場面を、ディテールでご覧ください。








この家を一言で表すなら、「毎日が発見の連続。2つの中庭がある平屋」です。
一つひとつの要望を満たすだけでなく、暮らしの中で何度も新しい表情に出会える住まいです。
初めての打ち合わせで、ご夫妻が伝えきれなかった想いまで受け止め、変更の必要がないほどのプランへまとめる。
そこには、要望の数ではなく、その奥にある暮らし方を読む建築家の視点がありました。
2つの中庭で光と緑を家じゅうへ届ける。
ヌックとサイクルガレージで、好きな時間を日常の中へ置く。
造作洗面の細部から家事動線まで、使うたびに心地よさを感じられるよう整える。
すべてが、ご夫妻の価値観を一つの設計へ束ねた結果です。
完成した家だけでは見えない、設計の理由。
本ページが、建築家との家づくりで生まれる「自分たちだけの答え」を感じていただくきっかけになれば幸いです。
気になる家ではなく、あなたのための家を。
建築家との対話を通じて、まだ言葉になっていない理想を、ひとつずつ形にしていく。
それが、S.CONNECTの家づくりです。
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