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2025.06.04

施工事例|29坪の常識を超える、光と静けさの邸宅|S.CONNECT

S.CONNECT

S.CONNECT

WORKS ── 限定公開

29坪の常識を超える、
光と静けさの邸宅。

想いが、家のかたちに変わるまで。

愛知県豊橋市|建築家 眞野希昇氏 設計|S.CONNECT

このページについて

この事例は、ご来場いただいたお客様だけにお渡ししている、密度を絞らない記録です。
公開している施工事例ページでは語りきれない、敷地条件の読み解き方や、暮らしの要望が設計へ変わっていく過程を、できる限り省略せずに残しました。

ご覧いただきたいのは、完成した空間の美しさだけではなく、その奥にある「なぜ、この形になったのか」という理由です。
29坪という面積、周囲からの視線、家事の負担。ひとつずつ向き合い、建築家が導いた答えをご体感ください。

お施主様について

日常の使いやすさを大切にしながら、家に帰るたびに気持ちが整う、非日常の美しさも求めていたご夫妻。
家事を短く、暮らしを軽やかにしたいという現実的な視点と、海外のホテルを思わせる静かな空気感への憧れを、どちらも大切にされていました。

外からの視線を気にせずくつろげること。生活感を見せず、選び抜いたものが美しく映えること。
その価値観が、この家の空間構成と素材選びの基準になっています。

ダイニング

「家事のしやすさも、ホテルのような上質さも、どちらも諦めたくありません。」── お施主様のご要望より

間取りで見る、暮らしの全体像。

1階にはLDK、主寝室、脱衣ランドリー、洗面、ウォークスルークローゼットを集約。玄関から収納、水回り、主寝室、LDKへとつながる回遊動線により、帰宅後の片づけも洗濯も、短い移動で完結します。

リビングの床を一段下げ、上部を吹抜けとすることで、横方向の面積だけに頼らない大きな広がりを創出。2階はセカンドリビングと居室に絞り、家族の気配が上下階でゆるやかにつながる構成です。斜めに切り取られたテラスは、視線を内側へ導きながら光を届けます。

間取り図

4つのご要望と、設計に込めた答え

お施主様が求めたのは、デザインと家事のしやすさ、安心感と開放感が、どちらかを犠牲にせず共存すること。
その言葉に対し、建築家が導き出した4つの答えをご紹介します。

ダウンリビング
01
29坪でも、視線がどこまでも抜ける大空間にしたい。

お客様からいただいたご要望

  • 面積以上の開放感がほしい
  • 家族の気配が感じられる空間にしたい
  • リビングで心からくつろぎたい

建築家からの答え

眞野先生が提案したのは、床を一段下げたダウンリビングと、ロフトまで視線が届く大きな吹抜けです。床と天井の両方を操作することで、最大天井高5.3mという、数字以上の伸びやかさを生み出しました。

空間の中央には、黒いスチールと木の踏板による透け感のある階段を配置。壁で上下階を切り離さず、リビング、2階、ロフトを一つの立体的な居場所としてつないでいます。

吹抜けと階段

横に広げるのではなく、縦へ視線を解放する。29坪という条件を弱点ではなく、密度ある大空間をつくるきっかけへ変えた設計です。

テラスと庭
02
人目を気にせず、光と外時間を楽しみたい。

お客様からいただいたご要望

  • 外からの視線を気にせず暮らしたい
  • 閉鎖的ではなく、明るい家にしたい
  • 室内と外がつながる場所がほしい

建築家からの答え

周囲を建物に囲まれやすい敷地に対し、道路側へ無理に大きく開くのではなく、家の内側に安心して開けるテラスと庭を計画しました。外部からの視線を抑えながら、LDKには大きな開口から光を取り込みます。

斜めに切り取られたテラスの形は、単なる造形ではありません。視線の方向を隣家からそらし、室内から見える空と緑を広げるための設計判断です。

夕景の庭とLDK

昼は光を取り込み、夕方には室内の灯りが庭へにじむ。カーテンを閉め切らずに過ごせる安心感が、家族の時間を静かにほどいていきます。

キッチン
03
生活感を隠し、ホテルのような美しさを日常に。

お客様からいただいたご要望

  • 海外ホテルのような上質な空間にしたい
  • キッチンの生活感を見せたくない
  • デザインと使いやすさを両立したい

建築家からの答え

キッチンは、グレートーンのL型カウンターと収納を一体的に構成。作業面を広く確保しながら、家電や日用品はパントリーと収納の内側へ納め、LDKから見える景色を静かに整えました。

天井の木、床のタイル、マットなグレーの面材。素材の切り替えを丁寧に重ねることで、色数を抑えながらも単調にならない奥行きをつくっています。

見せたいものは美しく置き、見せたくないものは動線の中へ隠す。料理のしやすさと、家具のような佇まいを両立したキッチンです。

ウォークスルークローゼット
04
洗う、しまう、くつろぐを、1階で軽やかにつなげたい。

お客様からいただいたご要望

  • 毎日の家事移動を短くしたい
  • 洗濯と収納を近づけたい
  • 将来も1階中心で暮らしたい

建築家からの答え

玄関からシューズクローク、パントリー、キッチンへ。さらに洗面、脱衣ランドリー、ウォークスルークローゼット、主寝室へ。用途の異なる場所を回遊できる一つの流れとして結びました。

洗濯物を運ぶ距離を短くし、しまう場所をすぐ隣に置くことで、家事は「頑張る作業」から、移動のついでに整う動作へ変わります。

洗面と収納

主寝室も水回りも1階にあるため、将来も階段に頼りすぎない暮らしが可能です。今の忙しさを軽くしながら、長い時間軸にも寄り添う動線計画です。

ライフスタイルから、建築家が読み取ったこと

LDKの素材と光

建築家・眞野先生は、ご夫妻が求める美しさと暮らしやすさの関係を、こう読み取りました。

建築家|眞野先生 ── 読み取ったこと
上質さとは、目に見えるものと、目に見えない動きが、同じ方向を向くこと。

この家に必要だったのは、装飾を増やして非日常を演出することではありません。生活感が自然と整う収納、迷いのない家事動線、外からの視線を気にせず過ごせる安心感。そうした見えない快適さがあってこそ、空間の美しさは日常の中で保たれます。

だから、29坪を無理に広げるのではなく、吹抜けで縦の広がりをつくる。外へ無防備に開くのではなく、内側へ光を招く。デザインと機能を一つの設計として扱うことで、この家だけの静かな豊かさを形にしました。

ルームツアー

ダウンリビングからロフトまで抜ける視線、回遊する家事動線、光を受け止めるテラス。
図面や写真だけでは伝わらない空間のつながりを、歩くようにご覧ください。

ルームツアー▶ 動画を再生する

完成ルームツアー

細部に宿る、設計の答え。

大きな空間構成から、素材の重なり、光の表情まで。
ご夫妻の価値観が形になった場面を、ディテールでご覧ください。

外観玄関アプローチ
LDK全景ダウンリビング
L型キッチン造作洗面
間接照明のあるトイレ夜のキッチン

プロセスが、答えになる。

この家を一言で表すなら、「29坪の常識を超える、光と静けさの邸宅」です。
広さを競うのではなく、視線、動線、素材の密度によって、暮らしの質を高めた住まいです。

ご夫妻が望んだのは、家事がしやすい家と、ホテルのように美しい家。
一見すると別々の要望に見えますが、生活の動きが整い、物の居場所が決まることは、そのまま空間の美しさを守ることにつながります。

ダウンリビングと吹抜けで、面積を超える広がりをつくる。
外からの視線を遮りながら、テラスから光を取り込む。
水回りと収納をつなぎ、家事を短い動線に変える。
すべては、ご夫妻の言葉を一つの設計へ束ねた結果です。

完成した家だけでは見えない、設計の理由。
本ページが、建築家との家づくりで生まれる「自分たちだけの答え」を感じていただくきっかけになれば幸いです。

あなたの暮らしも、
同じ密度で、設計します。

気になる家ではなく、あなたのための家を。
建築家との対話を通じて、まだ言葉になっていない理想を、ひとつずつ形にしていく。
それが、S.CONNECTの家づくりです。

S.CONNECT|建築家と創る家づくり

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