愛知県豊橋市で家を建てよう、と考えている方が気になることのひとつが住宅ローンではないでしょうか。ローンの中にはどのような経費を含めることができるのか、返済の総額は果たしていくらくらいになるのか…わからないことは多いはず。そこでこの記事では、2023年2月現在の愛知県豊橋市の地銀、信用金庫の住宅ローンの種類や金利を紹介するとともに、ローンを組む際の注意点を解説します。

【目次】

愛知県豊橋市にある地銀・信用金庫の住宅ローン商品は？
借入金に対する総支払額は？
住宅ローンを組むにはどうすればいい？
住宅ローンと団体信用生命保険の関係性とは？
愛知県豊橋市の住宅購入ならエスコネクトにお任せ！

愛知県豊橋市にある地銀・信用金庫の住宅ローン商品は？

住宅ローンを組む際、最初に考えなければならないのが「どこでローンを組むのか」ということです。そこでここでは、愛知県豊橋市の地方銀行および信用組合の住宅ローン商品をご紹介します。

豊橋信用金庫

愛知県豊橋市小畷町に本店がある信用金庫です。1921年の創業以来「とよしん」という愛称で豊橋市の人たちに愛されており、豊橋市内には小池町にある「小池支店」や二川町にある「二川支店」をはじめ、22の支店があります。取り扱いのある住宅ローンは、以下の4つです。

しんきん保証基金の保証付住宅ローン

信用金庫が共同で運営する「しんきん保証基金」の保証が付いた住宅ローンで、変動金利と、3年・5年・10年固定金利から選べます。2023年9月時点の詳しい情報については、豊橋信用金庫のホームページよりご確認いただけます。

参考元：豊橋信用金庫「しんきん保証基金の保証付住宅ローン」

とよしん長期固定住宅ローン20

20年間固定金利の住宅ローンです。2023年9月時点の適用金利は当初20年間で年1.20％です。

参考元：豊橋信用金庫「とよしん長期固定住宅ローン20」

とよしんオール電化住宅ローン

オール電化住宅を新築、または購入する人を対象とした住宅ローンです。金利は変動金利、3年・5年・10年固定金利から選べます。融資日から3年間の金利は、とよしん所定の利率より年0.20％引き下げとなります。（2023年9月時点）

参考元：豊橋信用金庫「オール電化住宅ローン」

エコガス住宅ローン

エコジョーズおよびエコウィルを設置する住宅を新築・購入する人を対象とした住宅ローンです。オール電化住宅ローン同様金利は変動金利、3年・5年・10年固定金利から選べます。融資日から3年間の金利は、とよしん所定の利率より年0.20％引き下げとなります。（2023年9月時点）

参考元：豊橋信用金庫「エコガス住宅ローン」

十六銀行

十六銀行は岐阜県岐阜市に本店のある地方銀行です。愛知県豊橋市には駅前大通に「豊橋支店」が、また向山町にあるショッピングモール「アピタ向山」内に「十六銀行アピタ向山店」ATMコーナーがあります。

豊橋支店には、「豊橋ローンサービスセンター」があり、住宅ローンの専門スタッフが、資金計画の相談や住宅ローンの申し込みの問い合わせに対応しています。

じゅうろく住宅ローン

十六銀行の住宅ローン「じゅうろく住宅ローン」は、愛知県を含む東海地方でナンバー1のシェアを誇る商品です。金利は変動金利と固定金利が選択可能で、変動金利は毎月返済日の翌日、固定金利は選択中の固定期間満了日の翌日から、3年・5年・10年の固定金利に切り替えることができます。また、固定金利の場合、3年・5年・10年の固定金利適用後に変動金利に切り替えることも可能です。2023年9月時点の店頭金利表示は以下の通りです。

変動金利…年2.475％（最大年1.900%引き下げ）
10年固定金利…年3.25％（最大年2.25％もしくは2.35%引き下げ）
全期間固定金利…年1.64％

参考元：十六銀行「住宅ローン」

豊川信用金庫

豊川信用金庫は愛知県豊川市に本店があります。愛知県豊橋市には新吉町にある「豊橋支店」をはじめ、弥生町にある「弥生支店」、伝馬町にある「三ノ輪支店」など、合計10店舗の支店があります。

豊川信用金庫の住宅ローンは「しんきん保証付住宅ローン」「全国保証付住宅ローン」「住宅金融支援機構買取型住宅ローン 【フラット35】」の3商品です。

しんきん保証付住宅ローン／全国保証付住宅ローン

いずれも変動金利、2段階固定金利、3年・5年・10年固定金利から選択可能です。2023年9月時点の店頭金利は以下の通りです。

変動金利…年2.475%
2段階固定金利…当初10年が2.400％、11年目以降が3.200％
3年固定金利…3.330％
5年固定金利…3.860％
10年固定…3.660％

住宅金融支援機構買取型住宅ローン 【フラット35】

フラット35の商品です。金利は定額型と定率型に分かれています。（2023年9月時点）

【定額型】
融資期間が20年以下…「フラット35」1.470%、「フラット35S」1.220%
融資期間が21年以上…「フラット35」1.950％、「フラット35S」1.700％

【定率型】
融資期間20年以下…「フラット35」1.320％、「フラット35S」1.070％
融資期間21年以上…「フラット35」1.800%、「フラット35S」1.550％です。

東海労働金庫

愛知県名古屋市に本店のある労金で、豊橋市佐藤に「豊橋支店」があります。住宅ローンは有担保型と無担保型があり、有担保金利は変動金利、3年・5年・10年金利、全期間固定金利から選ぶことができますが、無担保では全期間固定は選べません。また、融資額は有担保の場合100,000,000円以内ですが、無担保の場合は20,000,000円以内です。

有担保型住宅ローン

融資対象物件を担保に借入する住宅ローンです。店頭表示金利は以下の通りです。（2023年9月時点）

変動金利および3年固定金利…年1.540%
5年固定金利…年1.840％
10年固定金利…年1.740％
全期間固定…年2.440％

無担保住宅ローン

担保なしで利用する住宅ローンで、2023年9月時点の金利は以下の通りです。

変動金利および3年固定金利…年2.150%
5年固定金利…年2.600％
10年固定金利…年3.050％

参考元：東海ろうきん「新規貸出金利」

名古屋銀行

愛知県名古屋市中区に本店がある地銀で、豊橋市には駅前大通の「豊橋支店」及び「瓦町支店」、曙町の「豊橋ミラまち支店」があります。また「アピタ向山」内にATMも設置されています。

住宅ローンの商品は保証料不要の「スーパー住宅ローン」と保証会社を利用する「保証付住宅ローン」があります。2023年9月現在、基準金利はいずれも変動金利で年2.475％、固定金利選択型で年3.250％です。保証付住宅ローンの全期間固定型では10年以内で年3.250％、11年～25年で年3.550％です。

参考元：名古屋銀行「スーパー住宅ローン」

借入金に対する総支払額は？

上記で紹介したように、住宅ローン商品は銀行によって、様々な種類があります。

住宅ローン商品と特徴を抑えたうえで、次は住宅ローンの総支払額がどれくらいになるのか、気になる方も多いでしょう。

たとえば借入額を35,000,000円、借入期間を35年、頭金・ボーナス払いを0円とした場合、総支払額は以下の通りです。

＜金利1％の場合＞
毎月支払額98,800円
総支払額41,495,998 円
利息合計6,495,998 円

＜金利2%の場合＞
毎月支払額115,942 円
総支払額48,695,627円
利息合計13,695,627円

このように、金利が1％違うだけでも毎月の支払い額で約17,000円、総支払額で約700万円の違いが生まれます。

少しでも金利の低いタイミングで住宅ローンが組めるように、事前に家づくりを進めている住宅会社へ時期などの相談をしておくと良いでしょう。

住宅ローンを組むにはどうすればいい？

実際に住宅ローンを組むタイミングになった際、何から始めたら良いか不安かと思います。

まずは、住宅ローンを組む際に必要な書類や情報、手順をご紹介します。

＜必要書類＞
・住民票など本人確認書類
・源泉徴収票など収入を確認できる書類
・売買契約書、重要事項説明書など購入物件を確認できる書類

＜ローン手続きの流れ＞
1.事前審査
2.本審査
3．契約

住宅ローンに含まれるものは？

住宅を建てる際にはさまざまな費用が必要ですが、中には住宅ローンに含まれるもの、含まれないものがあります。ローンに含まれるのは以下の費用です。

・融資手数料
・印紙代
・登記関連の費用
・火災・地震保険料
・団体信用生命保険料
・適合証明書

税金や家具・家電代、引っ越し費用などはローンには含むことができません。

住宅ローンを組む際の注意点

住宅ローンを組む際は金利のタイプをしっかり頭に入れておくことが大切です。これからのライフプランを考えて、どのタイプのローンが適しているかを慎重に選びましょう。また、何かあったときのために預金をすべて頭金に回すのではなく、ある程度のお金を残しておくと安心です。

住宅ローンと団体信用生命保険の関係性とは？

団信（団体信用生命保険）とは、住宅ローンを組む際に加入しておくべき保険です。団信の内容は、契約者に万が一のことがあった場合、ローンの残高が0になる保険です。契約者が死亡したり、重い病気にかかったりして支払い不能になったときに、生命保険会社がローンの残高を支払う仕組みになっています。団信に加入しておくことで、万が一のことが起きても家族を守ることができるでしょう。保証される範囲や特約は、金融機関の商品によって異なるので、どのタイプが一番適しているのか考えて加入すると良いでしょう。本記事で紹介した商品でも対応できるため、検討してみてください。

中には団信の加入が必須ではない商品もありますが、そのような場合も、いざというときのために、貯蓄を残しておく、ほかの生命保険に加入するなどの対策を立てておくことが大切です。

愛知県豊橋市の住宅購入ならエスコネクトにお任せ！

マイホームを建てる際、最も重要なのが住宅ローンではないでしょうか。これからどんなことが起こるのか、またどれくらいのお金が必要になるのかを想定して、無理のない返済計画を立てることが大切です。エスコネは、愛知県豊橋市のマイホーム建築に対応。住宅ローンの知識豊富なスタッフが、さまざまな相談や質問にもお答えします。愛知県豊橋市でマイホームをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。