注文住宅を建てるときに、お子様が通う小学校や中学校の学区が気になる方は多いのではないでしょうか。この記事では、浜松市で人気がある学区や小学校の特徴、各学区で注文住宅を検討するときのポイントをご紹介します。

長い間暮らすエリアを決めるためにも、ぜひお役立てください。

【目次】20251114更新
■浜松市中央区中心部（旧中区地域）の人気学区があるエリア
■浜松市中央区東地域の人気学区
■西地域の人気学区
■北地域（旧北区）の人気学区
■浜松市での住まいづくりは「エスコネクト」にお任せください

浜松市中央区中心部（旧中区地域）の人気学区があるエリア

浜松市旧中区は、浜松市民の約30％が住む中心地です。JR浜松駅から近いだけでなく、国道150号や国道152号などの主要幹線が通っています。ここでは、中央区の人気学区があるエリアをご紹介します。

広沢・蜆塚エリア

広沢・蜆塚エリアは、浜松市内で有名な文教地区です。文教地区とは特別用途地区の一つで、教育期間や文化施設が集まっているところが特徴です。浜松城公園や浜松市美術館など、休日に過ごせる施設が複数あります。

文教地区では教育上好ましくない施設の進出を規定することもでき、安心して子育てできる環境が整っています。

広沢・蜆塚エリアには、2025年時点で約761名の生徒が通う浜松市立広沢小学校があります。2019年から2021年までキャリア教育モデル校に指定された実績があり、知識や技能の習得だけでなく、モラルや道徳などの教育に力を入れています。

また、広沢・蜆塚エリアには静岡県内の名門校として知られる静岡県立浜松北高等学校と浜松市立高等学校があるところも特徴です。他にも浜松海の星幼稚園などもあり、一貫して教育しやすい環境となっています。

参考元：浜松市立広沢小学校『児童・生徒数』

中央区（旧中区地域）の北側エリア

北部エリアは、広沢・蜆塚エリアと並ぶ浜松市の文教地区です。和地山公園や城北図書館など公共施設が整っています。

北部エリアには、浜松市立追分小学校と浜松市立城北小学校などがあります。浜松市立追分小学校は2025年時点で179名の生徒が通っています。浜松市立城北小学校は2025年時点で、431名の生徒が通っています。どちらの小学校も設備投資に力を入れており、安心して学べる環境を整えています。

参考元：浜松市立追分小学校『児童・生徒数』

参考元：浜松市立城北小学校『児童・生徒数』

中央区の東側エリア

浜松市中区の東側のエリアは、JR浜松駅から近く利便性が高いエリアです。東側のエリアには100年以上の歴史がある浜松市立東小学校があります。

2025年の時点では、351名の生徒が通っています。特別活動を重視したキャリア教育の充実に力を入れており、主体的に問題解決ができる教育をしています。

参考元：浜松市立東小学校『児童・生徒数 – 浜松市立東小学校』

中央区の家づくりのポイント

中央区は公共交通機関と車のどちらでも利便性が高く、暮らしやすい環境が整っています。なかでも広沢・蜆塚エリアは文教地区なだけあり比較的治安も良く、安心して子育てができるところも魅力的です。

中央区は人気のあるエリアなので、地価の上昇が見られる場所が多いです。2025年の基準地価は、1平方メートルあたり336,577円です。家づくりでは土地と建物の双方のコストを踏まえて、検討すると良いでしょう。

また、蜆塚エリアは広沢エリアよりも市街地から遠くなるため、大通りから1本入ると閑静な住宅地が広がっています。静かな住環境を求める場合は、蜆塚エリアがおすすめです。一方で、利便性を重視するなら、繁華街に近い中央エリアが向いています。公共交通機関と商業施設が手軽に利用でき、駅周辺で日用品が揃います。

参考元：浜松市『学校名から探す』

参考元：浜松市『美術館までのご案内』

参考元：土地代データ「浜松市中央区」

参考元：浜松市公式サイト『中央区の紹介』

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浜松市中央区東地域の人気学区

旧東区は現浜松市中央区東部に位置する地域で、生産年齢人口の割合が高いことが特徴です。このエリアには東名高速道路浜松インターチェンジやJR天竜川駅があり、市内外にアクセスしやすくなっています。

旧東区の人気学区は、市街地に近い浦エリアです。浦エリアには、浜松市立蒲小学校があります。2025年時点で948名の生徒が通う過大規模校で、文部科学省研究協力校にも指定されています。

また、天竜川に近い天竜エリアもおすすめです。天竜エリアには、浜松市立和田小学校や浜松市立和田東小学校などがあります。浜松市立和田東小学校は2024年時点で323名の生徒が通っており基本的な教育だけでなく、道徳や個別の学習支援にも力を入れています。

参考元：浜松市立蒲小学校『児童・生徒数』

参考元：浜松市立和田東小学校『児童・生徒数』

浜松市中央区東地域の家づくりのポイント

人口は増加傾向にあり、他の地区より65歳以上の高齢者人口の割合が低く若い世代に人気がある地区です。

中区と比較すると土地の購入価格を抑えられるため、土地にかかるコストを抑えたい場合におすすめのエリアです。

参考元：浜松市公式サイト『中央区（東地域）の紹介』

西地域の人気学区

西地域は中央区の中でも人口が多いエリアです。志都呂・堀出前地区を始めとする都市化の進むエリアと、動物園やフラワーパークなどの観光レクリエーション施設が多い地域に分かれています。

西区で人気の学区は入野エリアで浜松市立大平台小学校や浜松市立西都台小学校、浜松市立入野小学校があります。

中でも、浜松市立大平台小学校は2025年時点で444名の生徒が通っています。2022年には浜松市教育委員会指定教育研究校にも選定されており、基礎的な学習だけでなく生きる力の習得にも力を入れています。

参考元：浜松市立大平台小学校『児童・生徒数』

西地域（旧西区）の家づくりのポイント

西地域（旧西区）で人気のある入野エリアの2025年の基準地価は、1平方メートル326,528円です。このエリアでは、地価の上昇も見られますが、浜名湖もあるため豊かな自然に囲まれて暮らしたい場合におすすめの地域です。

一方で、浜名湖周辺では災害リスクが高まるので、ハザードマップを見ながら安全性に考慮した住まいづくりをするようにしましょう。

参考元：浜松市公式サイト『西地域（旧西区）の紹介』

参考元：土地代データ『浜松市中央区入野町』

北地域（旧北区）の人気学区

北地域（旧北区）は、2024年の行政区再編において三方原地域のみが中央区、それ以外の地域が浜名区として再編されました。北地域は浜名湖の北東部に位置し、田園風景が残る自然豊かな地域です。行政区再編前は、市内で2番目の広さがある区域でした。

旧北区で人気の学区は細江エリアで、浜松市立中川小学校や浜松市立伊目小学校などがあります。中でも、浜松市立中川小学校は2025年時点で327名の生徒が通っています。基礎的な学習と併せて、生活習慣や体づくりの教育にも力を入れています。

参考元：浜松市立中川小学校『児童・生徒数』

北地域（旧北区）の家づくりのポイント

旧北区の中でも、現在は浜名区に分類されている人気の細江エリアの2025年の基準地価は、1平方メートル123,719円です。浜松市の中では珍しい地価の低下が見られる地域で、土地の購入価格を抑えたい場合に検討できます。

一方で、国道257号や301号などの幹線道路と天竜浜名湖鉄道があるものの、他の地域に比べると利便性が低い側面があります。都心部へのアクセスを重視したい場合や利便性の高い環境で暮らしたい場合は、他の地域を視野に入れるといいでしょう。

このように、浜松市は行政区により人気の学区や生徒数、学校の特色が異なるため、事前に比較検討しながら住む地域を決めることをおすすめします。

参考元：土地代データ『浜名区細江町』

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浜松市での住まいづくりは「エスコネクト」にお任せください

今回は、浜松市で人気がある学区や、各学区での住まいづくりのポイントをまとめてご紹介しました。浜松市は静岡県最大の政令指定都市で、地域により特色や土地価格の相場が異なります。だからこそマイホームを検討するときには、どの地域に住むのかしっかりと検討することが大切です。

エスコネクトでは、お得な土地の見つけ方やコストを抑える方法などが分かる「家づくり勉強会」を開催しています。マイホームで失敗しないために知っておきたい情報をお伝えしていますので、ぜひお気軽にご参加ください。

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記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。