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2023.03.31

愛知県豊橋市で災害に強い注文住宅を建てよう!水害対策や耐震化を考える

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内水氾濫と外水氾濫の違いのイラスト注文住宅を建てるときに気になるポイントといえば、その土地の地盤や耐震性など、住宅の安全面に関わることではないでしょうか。今回は、愛知県豊橋市の地震や水害など自然災害時に影響がある地区、過去の被災事例などをご紹介します。また、豊橋市の取り組みなど災害に強い家づくりに役立つ情報もお伝えしていきます。これから豊橋市内で家を建てたいと思っている方、必見です。


【目次】

愛知県豊橋市と自然災害について
地震災害
水害について(津波、洪水、土砂崩れなど)
被災時の保険や補償
災害に強い家づくりのための対策とは?
豊橋市で安全安心な家づくりをするなら、エスコネクトにご相談ください


愛知県豊橋市と自然災害について

愛知県豊橋市は、東は静岡県と隣接、西は三河湾、南は太平洋に面しています。自然豊かで温暖な気候に恵まれる一方、南海トラフ地震などの自然災害による不安も払拭できない地域でもあります。今回は、地震や水害などの自然災害による影響が、豊橋市にどのくらいあるのか、どの地区に危険性が高いのかなどをまとめて紹介していきます。

地震災害

地震:耐震まずは、地震災害の揺れや液状化などによる影響がどのくらい及ぶのか見ていきましょう。

地震発生時に揺れやすい地盤とは

地震発生時の揺れやすさや災害リスクの高さは、土地の地盤や地質、地層によって異なります。地盤とは、住宅など構造物を受け止め支える土地のこと。一般的な地盤は主に4種類で、岩盤、洪積層、沖積層、人工地盤です。その中でも液状化や地盤沈下の可能性が高いと言われているのは、人工的に造られた人工地盤や、粘土層・腐食土層など軟弱な地層を含む沖積層です。特に沿岸部にある埋立地は津波の被害を受ける可能性もあるため、家を建てるのにはあまりおすすめできない土地です。

【豊橋市】地震の揺れによる被害予測

過去最大規模の地震が起きた場合、豊橋市内ではどのくらいの揺れが予測されるのでしょうか。豊橋市防災ガイドブックによると、豊橋市では最大震度6強になると言われています。特に、沿岸部を中心に震度は強くなると見込まれており、内陸でも震度5強~6弱になる可能性があるでしょう。地震の揺れ、それに伴う火災や液状化による影響で、市内では約8,962棟が全壊・焼失してしまう恐れがあると予測されています。

液状化とは

また、豊橋市内では液状化による被害の危険性もあります。液状化とは、地震の揺れで地盤の土粒子がばらばらに離れて水に浮いたような状態になり、地面から水や泥水などが噴き出す現象です。液状化が起こると、地面のマンホールが浮き上がったり、地盤沈下が起きたりするなど、家などの建物にも大きな被害をもたらします。

【豊橋市】液状化の起こりやすいエリア

過去最大規模の地震を想定し、豊橋市内の液状化危険度を見てみると、沿岸部を中心に極めて危険性が高いと予測されています。小学校区別の地震被害予測結果によると、特に吉田方、津田、牟呂、大崎、前芝、磯辺、玉川などの地区に複数の建物被害が出ると予測されています。

水害について(津波、洪水、土砂崩れなど)

地震とセットで考えなければならないのが、津波や洪水などの水害です。さまざまな水害の可能性がどのくらいあるのか、過去の被災事例や豊橋市内における危険性を見ていきましょう。

【豊橋市】津波による浸水の可能性があるエリアと過去事例

住宅のミニチュアと洪水ハザードマップ津波による危険性は、主に沿岸部地区で警戒する必要があるでしょう。三河湾側では押し波として津波が進入する可能性がありますが、太平洋側と比較すると流速は弱まる傾向にあります。

過去、豊橋市では最大4mの津波が牟呂・老津で発生、そのほか吉田方・高師では3mの津波が発生しています。浸水域図によると、津波が豊川、柳生川、境川、梅田川、内張川、紙田川、境松川などを遡上して内陸に浸水しました。特に、豊川では1969年8月に起きた大洪水をはじめ、これまでにもたびたび洪水被害に見舞われています。

これらの事例から、太平洋に面している地区(豊南、高根、小沢、細谷)、三河湾に面している地区(御津、前芝、神野新田、神野西、神野、中島、明海、天津)、そのほか豊川など河川の周辺の地域では、津波、洪水、浸水や氾濫などによる被害に注意が必要です。

【豊橋市】土砂崩れの起こりやすいエリア

ハザードマップ、防災地図のイラスト豊橋市で土砂災害が起こりやすい場所を紹介します。豊橋市内には土砂災害警戒区域などが計65箇所指定されています。芦原、石巻、飯村、大崎、多米など複数の校区内に、急傾斜地の崩壊などの恐れのある対象地区が存在します。2003年3月時点で愛知県が公表している土砂災害危険箇所は、計356箇所です。西郷、多米、杉山、高豊などの複数の校区内に、がけ崩れや土石流、地すべりが発生する恐れのある対象地区が存在します。その他、詳しい所在地については豊橋市の土砂災害ハザードマップなど、WEBサイト上で確認しておきましょう。

被災時の保険や補償

不動産_悩む若い夫婦、家とお金のイラストいつ起きるか分からない自然災害。万が一、被災してしまったときにはどのような補償があるのでしょうか。国や豊橋市で受けられる保険や補償について、一部ご紹介していきます。

【豊橋市】災害見舞金の支給

豊橋市では自然災害や火災により被害を受けた方に対して、その程度に応じて10,000~100,000円の見舞金が支給される、災害見舞金の制度があります。例えば、家屋の全壊などの被害の場合は60,000円、床上浸水の被害の場合は10,000円の支給です。詳細については、豊橋市のWEBサイトで確認できます。

【豊橋市】被災時の税免減など

豊橋市では災害による傷病や住宅や家財の被害金額に応じて、市民税をはじめ、さまざまな減免や減額が受けられる制度があります。対象となる減免制度や窓口に関することは、豊橋市のWEBサイトで確認してください。

【豊橋市】被災時の税免減など

豊橋市では災害による傷病や住宅や家財の被害金額に応じて、市民税をはじめ、さまざまな減免や減額が受けられる制度があります。対象となる減免制度や窓口に関することは、豊橋市のWEBサイトで確認してください。

【豊橋市の取り組み】住宅の耐震化支援制度

地震に強い家づくりのために、耐震や免震などを取り入れる住宅も増えてきました。しかし、耐震診断や改修にかかる費用に困っている方も少なくありません。豊橋市では、住宅の耐震化対策として「木造住宅無料耐震診断」など、耐震化支援に関する補助金制度も用意されています。支援制度の内容や申請方法については、豊橋市のWEBサイトでご確認ください。

【国での取り組み】被災者生活再建支援金

市で受けられる見舞金以外にも、国の「被災者生活再建支援金」が支給されるケースもあるので見ていきましょう。支援金の支給額は、住家の被害の程度や世帯状況に応じて定められています。例えば、基礎支援金が1,000,000円(単身の場合は750,000円)、再建のための加算支援金が最大2,000,000円(単身の場合1,500,000)など、支援金として支給されます。

しかし、これらの支援金のみでは速やかな生活再建は難しいため、他に保険や共済などに加入することがおすすめです。一般的な火災保険では、地震・津波に対する保障はされていないケースが多いので、地震保険を付帯するのが良いでしょう。洪水、土砂災害などについても同様となります。自身の住まいにおける自然災害の危険性を考慮し、適切な保険内容を検討するようにしましょう。

災害に強い家づくりのための対策とは?

大きな窓のある家

では、家を建てるときには災害リスクを考慮し、どのような備えができるでしょうか。

家を建てるときにできる水害対策

海や河川の近くに家を建てる場合は、津波や洪水などの水害リスクを意識した家づくりが必要でしょう。対策としては、いざという時に床上浸水を防ぐことが重要となります。例えば、敷地全体を高くして盛り土でかさ上げしたり、家の基礎部分を高くする高床式を取り入れたりするのも良いでしょう。また、キッチンやリビングを住宅の2階に配置したり、分電盤を分けておいたりすることも対策として有効と言われています。

地盤のリスクを確認するには

実際に家を建てる土地の地盤は問題ないのかを確認することは家づくりを進める上で大事なことです。

新築の注文住宅を建てるときは、事前に地盤調査をするとよいでしょう。地盤調査により、地盤改良が必要かどうか、必要であればどのような改良方法が適しているのかを把握できます。

一般的に、地盤調査は「スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)」という、鉄状の棒を地面に立てて棒におもりを乗せ、棒が地面に入るまでの回転数や使ったおもりの量などから強度を測定する方法で行われます。

地盤の改良が必要な場合は

地盤調査を行い、家を建てるために地盤改良が必要となった場合は、主に4つの方法で地盤改良工事を行うことが可能です。

・表層改良工法
・柱状改良工法
・鋼管杭工法
・天然砕石パイル工法

中でも、「天然砕石パイル工法」は、小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強する工法で、軟弱地盤にも適応可能で、地震よりも強く水はけも良いため、液状化効果も防ぐ効果も期待できます。

【豊橋市】水害の影響の少ない、安全なエリア

豊橋市内で、津波や洪水などの水害の影響が少ない場所としては、沿岸部から離れた内陸のエリアにあたります。津波による浸水が想定される地域および想定浸水深を確認してみると、西郷、賀茂、嵩山などに被害が及ぶことは可能性として少なそうです。丘陵地帯となっているため、市内の東部は津波や洪水などの水害の影響が少ないエリアと言えるでしょう。

豊橋市で安全安心な家づくりをするなら、エスコネクトにご相談ください

2つのボックスが重なった家愛知県豊橋市における地震や水害などの自然災害に関する地域情報をご紹介しました。エスコネは、豊橋市をはじめ湖西市、浜松市、磐田市などでさまざまな注文住宅を建築しています。デザイン性の高さはもちろんのこと、耐震や省エネなど性能面も妥協しない家づくりを心がけております。新築・注文住宅をご検討の際は、お気軽にエスコネクトまでご相談ください。

 

記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。

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