STAFF BLOG
2026.01.04
藤井忍

こんにちは、エスコネクトです。 日々、多くの新築注文住宅を撮影・取材していると、最近は「ガス乾燥機」や「大型ファミリークローゼット」といった便利な設備や収納が大人気だと肌で感じます。
もちろん、それらは素晴らしいツールです。しかし、多くの現場をレンズ越しに見てきた私が思うのは、「本当の家事のしやすさは、設備以上に『間取りの知恵』で決まる」ということです。
今回は、最新設備だけに頼りすぎず、設計の工夫で「ゆとり」を生み出す建築家住宅の裏側についてお話しします。

「家事を楽にするために、高性能な乾燥機を導入したい」そう考える方は多いはずです。 しかし、どれだけ乾燥が速くても、洗濯機から乾燥機、そしてクローゼットまでの距離が遠ければ、結局は移動に時間を取られてしまいます。
撮影現場で目にする建築士・設計士のプランニングは、まずこの「移動のストレス」をゼロに近づけることから始まります。
最短距離の洗濯動線: 脱衣所から一歩も動かずに干し、そのまま横の棚に収納できる設計。
買い物帰りの帰宅動線: キッチン横に勝手口とパントリーをまとめ、重い荷物を最短距離で片付けられる配置。
道具(設備)を買い足す前に、暮らしの動作そのものを最短距離にする。この「歩数を減らす設計」こそが、究極の家事ラクだと気づかされます。
【プロの視点:なぜ動線が重要か】 設備はいつか寿命を迎え、買い替えが必要になりますが、「間取り」という基本性能は一度つくれば一生変わりません。 浜松市や湖西市などの地域に根ざした暮らしの中で、毎日の歩数を数十歩減らすことは、10年、20年スパンで見た時に膨大な「時間の貯金」を生み出すことにつながるのです。

「とにかく大きなファミリークローゼットがあれば安心」という声もよく耳にします。 しかし、撮影を続けていると、あることに気づきました。大きすぎる収納は、かえって「どこに何を置いたか」を曖昧にし、家の中を整理する時間を増やしてしまうこともあるのです。
建築家が提案する30坪〜35坪の間取りなどは、限られた面積を最大限に活かすため、ただ広い空間ではなく「意味のある場所」に収納を配置します。
廊下を兼ねた壁面収納
玄関からリビングへ向かう途中の「つい置いてしまう場所」にある収納
「収納を増やす」のではなく、「散らかる理由を先回りして消す」。そんな設計によって、大型設備に頼らなくても、驚くほどスッキリと片付く暮らしが実現しています。

最新設備をすべて導入しようとすれば、当然コストは跳ね上がります。 しかし、建築家の知恵を借りれば、設備費用を抑えつつ、それ以上の利便性を手に入れることが可能です。
例えば、高価な全館空調に頼らなくても、中庭や吹き抜けを介して光と風の通り道を計算すれば、心地よい空気環境を自然の力で作れます。あるいは、豪華なシステム収納の代わりに、通路に造作棚を設けて空間を有効活用するのも一つの手です。
「お金をかけて設備を買う」のではなく、「知恵を絞って空間を豊かにする」。 このバランス感覚(ポテンシャルコントロール)こそが、無理のない予算で質の高い暮らしを叶える、エスコネクトの強みだと感じます。

私自身、重い機材を運びながら撮影をしていると、「あ、この家は動きやすいな」と直感的に感じる瞬間があります。 それは決まって、最新設備が並んでいる家ではなく、自分の動きがスムーズに次の動作へつながるよう、間取りが「誘導」してくれる家です。
それは、朝の忙しい時間に家族がぶつからない廊下の幅だったり、LDKの間取りにおいて料理をしながら子供の様子が見える視界の抜けだったりします。 スペック表には載らない、けれど毎日を確実に楽にしてくれる「目に見えない設計」の価値。それを伝えることこそが、広報である私の役目だと思っています。

便利な設備は、暮らしを豊かにしてくれる強力な味方です。 でも、その力を最大限に引き出し、さらには設備がなくても快適に過ごせる土台を作るのは、建築家の「設計力」に他なりません。
「設備に頼りすぎない、本質的な家事ラクの家」 その実体を知りたい方は、ぜひ一度、エスコネクトが手がけたデザイン住宅を見に来てください。
図面やカタログだけでは分からない、建築家の知恵が詰まった「未来の暮らし」が、そこには広がっています。浜松周辺での土地探しから、ライフプランニングまで、私たちが誠実な伴走者としてサポートいたします。
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